親や世間が作った「こうあるべきだ」という理想のあらすじに従い、物分かりの良い人の... #エッセイ

親や世間が作った「こうあるべきだ」という理想のあらすじに従い、物分かりの良い人の仮面を貼り付けて生きざるを得なかった過去の過酷さ。

他人の期待に応えようと過剰適応を重ねるうちに、私の喉の奥はいつもキュッと詰まり、呼吸の仕方を忘れたかのように浅くなっていた。

誰かのビジネスの燃料や利益の肥やしにされるゲームのなかに身を置き続けることは、魂をじわじわと枯渇させていくサバイバルの檻そのもの。

しかしリルケの言葉が魂の底を激しく揺さぶるように、誰かのために生きるのではない、自分の内なる真実のためにまっすぐ立ちなさいという実存の命令。

その不名誉な役割の舞台の幕を今日で完全に閉じ、人生の所有権を他者の手から自らの手に取り戻す決意。

他人に理解される努力(操作)をそっと手放し、自分の美しい色のグラデーションを誰の評価にも晒さずにただそのまま愛し、守り抜く自治の姿。

背筋をすっと伸ばして大地をしっかりと踏みしめるとき、お腹の底には確かな主権の熱量が戻ってくるのを感じるはずだ。

不確かな風に自分の船の舵を簡単に明け渡さないための、もっとも静かで気高い実存的な自治の選択がここにある。

こころの声に耳を澄まして寄り添う
真摯な傾聴セラピー・ほんわか倶楽部

https://honwaka.club/
(来談者中心療法・PCA・フォーカシング・ナラティブセラピー…等々)

このブログの人気の投稿

選択のまばたき

長年使い込まれてエッジの尖った...

佇まいの聖域