深夜二時、時計の針の乾いた音だけを聴きながら、「断ったら相手が怒るかもしれない、... #エッセイ

深夜二時、時計の針の乾いた音だけを聴きながら、「断ったら相手が怒るかもしれない、見捨てられるかもしれない」という恐怖の正体に怯えていた夜。

心臓が痛いほど激しく脈打ち、胃のあたりがキリキリと痛み出すその過覚醒のアラーム。

しかし、その胸を締め付ける生き辛さの本質は、あなたの不誠実さや落ち度などでは決してないのだ。

それは、自分の思い通りにあなたをコントロールできないことに腹を立てている、相手自身の未熟さの証明に他ならない。

他人の未処理の感情や、理不尽な不機嫌の責任まで、あなたが代わりに犠牲になって背負い込まなくていいのだ。

心のドアにガチャリと強固な鍵をかけ、不名誉な裁判に今日こそ結審を言い渡して去る自治の勇気。

理想の絵コンテ通りに動けない自分をエラーだと責めるのをやめ、ただ息をして横たわっている Being を丸ごと祝福する。

主権があなたの元へと静かに還ってきたとき、張り詰めていた皮膚の緊張は芯から心地よくほどけていく。

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