深い海の底、太陽の光が一切届かない静寂のなかで、静かに漂っている水圧の青。 #エッセイ

深い海の底、太陽の光が一切届かない静寂のなかで、静かに漂っている水圧の青。

清らかでまばゆい表通りだけで生きようとするあまり、自らのなかに潜む「深海の暗闇」を異物として怖れ、排除しようとしていないだろうか。

すべてを明るい言葉のインクで塗り潰そうとするとき、自律神経系はピリピリと過覚醒になり、呼吸の深さを失ってしまう。

しかし、光の届かない穏やかで静かな場所があるからこそ、すべての生命はバランスを保ち、健やかに守られる。

自分のなかの静かな暗がりを、エラーと見なすのをやめ、魂の神聖な隠れ家としてただ許してあげる Being の贅沢。

心のドアの鍵をガチャリと確かめ、安全基地のなかで、張り詰めていた神経系の糸をゆっくりとほどいてあげる調律。

主権がお腹の底にどっしりと還ってきたとき、張り詰めていた背中の筋肉は芯からほどけていく。

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いつから、私たちは…
自分の足音が聞こえないほど
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