真夜中の暗い部屋のベッドのなかで、自律神経系が乱れ、脳がピリピリと過覚醒のまま眠... #エッセイ

真夜中の暗い部屋のベッドのなかで、自律神経系が乱れ、脳がピリピリと過覚醒のまま眠りに落ちることができず、ただ苦しい時間を耐え抜いていた孤独な夜。

日中の過酷なサバイバルで拾い集めたノイズが頭の中で渦を巻き、呼吸は極限まで浅くなり、胸の筋肉がガチガチに硬直してしまっていた。

そんな限界の夜に出会った、不思議なほどゆったりとした低音の響きだけで構成された、耳で聴く安全基地(シェルター)のしつらえ。

それは、交感神経の緊張を鎮め、自律神経系を深い安息モードへと強制的に切り替える生物学的土台となる周波数に、すべての音が調律された魔法のような空間。

脳に過剰な刺激を与える派手なメロディや、急き立てるようなコード進行、焦燥感を煽るリズムやドラム、耳を刺す鋭い高音をすべて引き算した究極の余白。

極限まで削ぎ落とされたミニマリスト・アンビエント(環境音)が、乾ききった神経の奥底へと静かに、じんわりと染み渡っていくのを感じる。

ただ目を閉じ、時間の経過とともにゆっくりと自律的に移り変わる静寂の大河に、自らの重い肉体を丸ごと身を委ねてみる Being の贅沢。

音の波が皮膚の表面を優しく撫でるにつれて、みぞおちのあたりの冷たい硬直はふっと溶け去り、手足の先へと温かい血が巡り出すフェルトシフト。

何も考えず、ただこの安息の周波数に呼吸を合わせて漂うとき、あなたの傷ついた魂は、深い夜の底で静かに修復されていくのだと思う。

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○ こころを休める 安息音シリーズ ──
https://www.youtube.com/playlist?list=PLC3aZJs0dma0
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