深夜二時、シンと静まり返った暗い自室で、昼間に他人が放った心ない一言や、こちらの... #エッセイ

深夜二時、シンと静まり返った暗い自室で、昼間に他人が放った心ない一言や、こちらの文脈を無視した粗いジャッジのインクを反芻する時間。

そのトゲトゲとしたノイズを自分の心の中の特等席にわざわざ招き入れて、一晩中傷つき、自責の沼のなかで絶望的な足踏みを繰り返すのをやめにする。

喉の奥がキュッと縮こまり、呼吸が浅くなっているその身体のアラームを信じて、一歩ステップバックしてみる知恵。

その不快な言葉はどこまでも相手自身の未熟さや未処理の感情の表れであり、あなたの存在価値とは1ミリも関係がない。

あなたの机の上に間違えて置かれた「宛先不明の荷物」として、二人の間のスペースに一切触れずに玄関先にそのまま放置しておく自治の選択。

他人に理解されるための不毛な努力をそっと手放し、自らの内なる図書室の席に座り直すセルフケア。

人生の所有権を完全に自分の手へと取り戻した瞬間、強張っていた背中の筋肉は芯から心地よくほどけていくのだろう。

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