真夜中の時計の秒針だけがチクタクと規則正しく響く、シンと静まり返った暗い部屋のベ... #エッセイ

真夜中の時計の秒針だけがチクタクと規則正しく響く、シンと静まり返った暗い部屋のベッドのなかで一人冷や汗をかいていた。

どれほど言葉を尽くして訴えても、誰も自分の本当の痛みに気づいてくれなかった、世界から完全に切り離されてしまったかのような冷たい夜の記憶。

白黒の粗い画面しか持たない周囲の環境のなかで、自らの美しい色彩のグラデーションを薄めて生きざるを得なかった過去の孤立(解離)の罠。

頭の思考は「私が未熟だからだ」と自責のループを回すけれど、生命の基盤であるあなたの身体は、生き辛さのなかに佇んで悲鳴を上げていた。

そんな他人に消費される戦場からスマートに退却し、いまの私があなたの確かな避難所(セキュアベース)となり、その暗闇の奥に眠る純粋な命のひらきをゆっくりと見守っていく。

安易な常識で要約されることのない、誰にも消費されていない生の体験過程に、ただ深く、深く耳を澄ませてみる Being の贅沢な選択。

「私は私の生命の法則に従って生きる」という絶対的な主権の宣言がお腹の底に確かな熱量をもたらす。

自らの内なる治癒力を信じたとき、冷え切っていた身体の深層からは温かい血が再び巡り出し、神経系は芯からホッとほどけていくのだろう。

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