深夜のコインランドリー、ぐるぐ...

深夜のコインランドリー、ぐるぐると回転する大きなドラムの無機質な排気音と、湿った洗剤の匂いが狭い店内に立ち込めている、晩秋の深夜のこと。

プラスチック椅子のひんやりとした硬さを太ももの裏で感じながら、洗濯物が重力に従って何度も落ちる様子をぼんやりと見つめている。

周囲の騒がしい要求や、他人の理不尽な期待にこれ以上応えきれなくなり、心を完全に「シャットダウン」して何も感じなくさせている防衛のいとなみ。

「もう何も考えたくない、何も感じたくない」と、ブレーカーを完全に落としてしまったかのような、所在ない実存的な虚無感。

しかし、その動けなさや無気力を、決してあなたの意志の弱さや退化などとして、自分を冷酷に品定めしないでほしい。

それは過剰な刺激の濁流から、あなたの壊れそうな繊細な神経系を守るために、からだが本能的に選んだ、もっとも誠実な聖なる休眠のサインなのだから。

他人に理解されるための流暢な説明をそっと地面に手放し、ただからっぽの器のままで深く息をしている Being の絶対的な安全基地。

「いまは何も考えなくていいよ、がんばらなくても、私はここにいていいのだ」と、みぞおちの冷たい硬直を温めるように深く、長い息を吐き出すセルフケア。

重心がお腹の底にどっしりと安定するとき、外敵を警戒して強張っていた背中の筋肉はふっとほどけていく。

張り詰めていた皮膚の緊張は芯から心地よくほどけ、滞っていた生命のプロセスは再びみずみずしく息を吹き返すのかもしれません。

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