効率と成果ばかりを最優先で競わせる現代社会の冷酷な力学、その歯車として消費されそ... #エッセイ

効率と成果ばかりを最優先で競わせる現代社会の冷酷な力学、その歯車として消費されそうになっていた過酷な日々の記憶。

「生存(Survival)」という戦場のなかで、がんばることに慣れすぎてしまった身体は限界を迎え、一歩も進めなくなってしまった自分を情けないと責めていた。

けれど、そんな生き辛さの荒波のなかで、あえて足をピタッと止めて、生産性のない余白を貪るあなたを、世界は「聖なるバグ」として静かに祝福する。

ロジャーズが看破した通り、他人の評価という不自由な檻のない空間でこそ、人の魂はのびのびと呼吸を始めるのだ。

何も生産せず、誰の肥やしにもならなくても、ただ空気を吸って息をして、ここに在るという事実そのものの祝福。

スマートフォンの電源を切り、外界のノイズを完全にシャットアウトした、静音につつまれた心の中の凪のシェルター。

ジャッジの物差しをすべて捨て去り、Being としての自分を丸ごと祝福する無条件の肯定のしつらえ。

その絶対的な安全基地のなかで、張り詰めていた皮膚の緊張がほどけ、手足の先へとじわじわと温かい血が巡り出す、あの心地よい緩みを味わってほしい。

 



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