一分一秒の無駄さえも許さず効率...

一分一秒の無駄さえも許さず効率ばかりを最優先で競わせ、役に立たない者をシステムのエラー(不良品)として切り捨てる、現代社会の狂気的なスピードの歯車。

「誰かの役に立たなければ、ここにいてはいけない」「成果を出せない自分には存在価値がない」という、過酷な条件付きの承認を追い求める無限の Doing の螺旋。

条件付きの生存ルールに縛られた脳はピリピリと過覚醒になり、呼吸は極限まで浅くなって、背中は防衛のためにガチガチに硬直していたのを覚えている。

そんな歪んだ社会の重いシステムを、今日、静音に満ちたこの凪の図書室の門の外へそっと降ろしてしまおう。

何かを生産していなくても、誰の救世主にもならず、何の役割も果たせていない今の不器用なあなたのままであっても、ただ息をして、ここに在る(Being)という事実そのものの完璧な尊厳。

「がんばらなくても、私はここにいていいのだ」と、みぞおちのあたりの硬直を温めるように深く、長い息を吐き出す全人的な受容。

10年をかけた長大な時間軸を自分自身に許可した瞬間、神経系を縛り付けていた強迫システムは静かにOFFになる。

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